前回の「データセンター立地に関する各国の支援状況と日本の状況について」に続き、今回も、経済産業省が8月16日公表に公表した「クラウドコンピューティングと日本の競争力に関する研究会」報告書の内容について、少し整理をしてみたいと思います。

本報告書では、クラウドコンピューティングの経済効果について触れられており、需要創出効果や生産性上昇によって、2020年までに累計40兆円超の新サービス市場を創出が期待できる、としています。

また、産業構造の影響についてもユーザ側とベンダー側の視点で整理がされています。ここでは、ベンダー側の視点に少しフォーカスをあててみたいと思います。本報告書では、これまでの受託開発型の多重下請け構造から、大きく構造転換がはかられる点が、指摘されています。