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RubyWorld Conference2013 に行ってきました!

松江で開催された『RubyWorld Conference2013』に今年も参加させていただきました!

まず、今年のRubyWorld Conference2013の開催趣意書

には以下のように書かれていました。

かつて、「東京以外でソフトウェアビジネスはうまくいかない」、「無料のソフトウェアは信頼できない」、「OSSは継続性がない」、「OSSビジネスはうまくいかない」と考える人がほとんどでした。しかし、現在のRubyの成功はこれらの「過去の常識」は、もはや思い込みでしかないということを明らかにしていると思います。

この言葉は、地方でIT産業に関わるものにとって、とても勇気を与えられるものです。

Rubyを核とした松江のIT産業モデルは「エコシステム」という考えが根底にあります。Rubyでのシステム開発の仕事を作り、雇用を創出し、新しい人材がまた新しい仕事を作る、そういったサイクルを回す取り組みや産業振興は参考にできるところが多々あります。

松江のRuby技術者は昨年の3倍の240名に達したそうですが、これも「エコシステム」が機能している証の一つでしょう。


matz の基調講演は、とてもよかった!の一言に尽きます。

「ソフトウェアはソフトじゃない」「失敗をナイストライ!と言い替えよう」心に響きました。多くの人に直接聞いて欲しい話です。

Ustreamで現在も配信しています。

Ustream.tv: ユーザー rubyworld-conf: 基調講演-1 まつもとゆきひろ (一般財団法人Rubyアソシエーション) 『Aiming the Moving Target』


今年は特に「教育・学び」に関するセッションが多く、勉強になりました。

Rubyはその生産性の高さから難易度が低いと誤解されがちなのですが、実際、使いこなすことは簡単な言語ではないのです。同時に、エンジニアを育成することも一筋縄ではいかないのです。

現状ではコミュニティの力によって(無償で)人材育成が図られているケースが多く、これはRubyOSS界隈の特徴の一つでもあり、とても素晴らしいことではあるのですが、もっと企業による解決が進んで欲しい領域でもあります。

いずれにしても、教育・学びに関するセッションの中での、「プログラミングができる場所があることが重要」「ポイントは、ゴールを未来に設定すること」「継続し、いつか思い出してもらうこと」「重要なのは、たのしさ、成功体験、継続する環境」といったあたり、参考になりました。


とても面白かったのは「Social Translating: Rails TutorialとRuby Hacking Guideの翻訳を支える仕組み」の事例紹介でした。「Rails Tutorial」を短期間で英訳させたプロジェクトです。

このプロジェクトは、エンジニアと非エンジニアである翻訳家がコラボレートすることで翻訳という作業を短期間で終わらせることができるといったもので、優れたツールとコミュニティの力をフル動員したノウハウ満載でした。

主役は翻訳される方々であり、エンジニアは裏方にまわることになるのですが、エンジニアとしては本来の姿だよなあと感動しました。

また、このような組み合わせでもプロジェクトが成功する姿は、さらにいろんなコラボレーションの可能性や、新しい仕事が生まれてくる可能性を感じさせるものでした。


今年もよい刺激を受けました!

そして、松江はとてもいいところというのを再認識しつつ。

来年も是非行きたいです!